2024年9月4日(水)スマホが動かなくなりました。
朝の通勤時には使えていたのが、昼休みに取り出すと画面が真っ黒。
充電器を差してもランプがつかない。バッテリーか?
そのまま充電を続けて午後の仕事を終えて、帰りの電車で長押しを繰り返しても反応がない。
電話をかけてもつながらない。スマホ断食が頭をよぎりました。
まだ2年も経たないので機種変更はしたくない。修理で対応できないか?
そんなに依存していないから、週末までの我慢をスマホ断食と捉え、
挑戦してみよう。くらいの感覚でした。
しかし、その後いたるところで不便さを感じることになりました。
修理か、買い替えか?
これは、3日間に及んだスマホ断食生活と、修理か買い替えか悩んだ体験談です。
まず4日の夜、目覚ましが使えないことに気づき、
試験対策用に買った卓上時計を枕元に置いた。
背面のつまみを回し、目覚まし用の針を目盛りに合わせる。
子どもの頃の遠足前夜のような気分になる。このアナログ感は懐かしい。
翌朝、セットした時間に鳴った。デジタルではないので、数分の誤差はまあ仕方ない。
目覚ましとして使ったことがなかったので、初めて聞く音が新鮮でした。
そして、「今日は暑くなるのかな…」と、天気を調べたくてもわからない。
朝はラジオ派なので、聞きながら支度するのだが、天気予報が待ち遠しかった。
日中は仕事で外出した。腕時計があるので時間を知るのは困らないが、
他のちょっとした調べ事は社用スマホで対応。
「業務に使用だから、問題ない」と言い聞かせながら。
そして昼ご飯を食べようと、通りかかったイオンに入った。
サクッと済ませたいからペイペイで、クーポンを使えるお店がいいな…。
と考えても、ペイペイが使えない。
現金払いで、キャッシュフローがマイナスになりました。
付近のスマホ修理店を検索するが、iPhone修理の店ばかり。
私が使うandroidに対応するお店がほどんど見当たらない。
iPhoneを持つ人が多いからニーズが多く、androidはこういう点でも不便なのか?
と考えていました。
後に、この答えを教えてくれる人に出会います。
新卒の同期で30年来の友人が、私が今年の1次試験を通れなかったことを受けて、
「残念会をしよう」と言ってくれました。ありがたかった。
しかし、その連絡をラインで取り合う予定でいたのが、
スマホが使えず遮断されてしまった。
直接電話しようにも、電話番号がスマホに登録されているからわからない。
パソコンでもラインは使えると思い、ログインを試みたところ
スマホ側の設定で「PCからのログインを許可しない」にチェックを入れていたらしい。
他のデバイスからログインして覗かれることを防ぐための設定のようだが、
(数年前に「卒論」で話題になったことを覚えている人いますか?)
自分の備えが仇になるとはまいった。
5日(木)と6日(金)をこんな感じで過ごし、ついにやってきた7日の土曜日。
androidの修理対応店を見つけ、早速持ち込み相談した。
私の機種と症状を伝えると、「あー、この機種はこの相談多いんですよ」。
え?
この方は以前、携帯販売店のかなり偉い人だったそうで
自分で基板修理もする「外科医」と自分を評していた。
androidの修理が自前でできるお店は極端に少ないらしく、
南は九州、北は秋田県から、相談に来るお客さんがいるとかいないとか。
「秋葉原にもあるはずなんですけどね~」と笑っていたが、
こんな感じで経験の多さからくる自信がにじむ一方、語り口はソフトで、
接客にも長けていることがよくわかる。
開業した理由は、まさに生きた事例。勉強になりました。
さらにその店主は解説してくれた。
「●●なので●●しかできず、割高になっちゃいます。●●の場合は私が分解して
修理できますが、お預かりするので10日ほどいただくことになります」と。
●●はこの機種への誹謗中傷と指摘されたら怖いので伏せますが、
会話の流れでさらに、
なぜiPhone修理店が巷にこんなに多いのか?の理由を聞き、
さらに同じandroidでもキャリアによっておススメ機種が異なること…など、
各キャリアの端末を売っていた側のホンネを聞いた。
店主は商売っ気がなく、修理か買い替えかのシミュレーションを一緒に考えてくれました。
料金的には買い替えだと理解できたが、最も安く上げるにはどうしたらよいか?
について策を授かり、その足で現機種を契約したショップへ。
残債の支払いと、この動かなくなった端末の返却料金がどうなるかで、
つまり、ショップの対応によって動きが変わるためでした。
結論は、そのままショップで新機種に変更しました。
グーグルアカウントでアプリの引継ぎは問題なくできました。
上に書いたラインの履歴だけは、バックアップが1週間ごとに設定していたため、
9月初めの週の履歴が丸々なくなっていました。
これを教訓にバックアップサイクルを短縮化します。
事例Ⅲの生産計画期間のようです。
こうして約3日におよぶスマホ断食は終わりを迎えました。
いろいろなことをスマホに「任せている」ことが実感でき、良い経験でした。
なくても生活できるけど、あったほうが便利なこと。
その便利はどのくらい必要なことか?
ここまでなじんでしまうと、さじ加減は難しい。
あの店主には、新しいスマホから電話で結末を報告しました。
「よかったです~お困りの時にはいつでもいらしてください」。
絵にかいたような対応で、当然ブックマークされました。
お読みいただきありがとうございました。
ふくちよ
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