お越しいただき、ありがとうございます。
前回に続く「コラボもの菓子パン」、
第2弾はキャラクター編です。
あの人やこんなドラマ、
そして大学も…何でもありの菓子パン界
当然いろいろあるんです。
長年のパンアーカイブから明かされる
名作の数々、どうぞお付き合いください。
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寅さんには、あんぱんが良く似合う

画像下の方に18.8.6 とありますが、
この表記は平成です。
消費期限表示はたいてい西暦ですが、
なぜかこれは元号でした。
狙ったのか定かではないですが、
こんなところにも
日本の菓子パンらしさが出ています。
お味は、ザ・つぶあんパン。
当時の評価は〇でした。
しかしこの菓子パンは、
まず一目見て昭和を感じ、
購入してから袋を開ける瞬間までが
楽しみなので、これでよいのです。
寅さん=昭和というイメージのある
私にとっては、平成18年に
こうした昭和の味が楽しめたことに
とても懐かしさを感じたのでした。
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レーズン大賞受賞者が監修した「ぶどうのパン」

細かい説明は不要でしょう。
特徴も中身も見ればすべてわかる。
あとは
ぶどう(レーズンでなくて、あえて)
のパンが好きか嫌いか
で購入を決めてください。
という意気込みの伝わる菓子パンでした。
「カリフォルニアレーズン大賞」
という賞があることを、
この時初めて知りました。
その大賞受賞者が監修した
ぶどうのパン。
上のビス生地はメロンパン風で、
アーモンドを砕いたトッピング。
まず一口目はこの味わいを楽しみ、
二口目には上下の生地に挟まったぶどうが
じわっと甘みを醸し出してくる…
ぶどうのパンならではの
「おいしさのツボ」を押さえた
さすがの作品で、当時の評価は◎でした。
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龍馬が来た!


いずれも当時の大河ドラマ『龍馬伝』
とのコラボ作品です。
(こしあんぱんは食べ始めてから気づいて撮りました)
ミルクパンは長崎県、
こしあんパンは京都の名産にちなんだ
つくりでした。
詳しいことは画像を見ていただきたい
のですが、坂本龍馬の足跡を
菓子パンでたどる企画?
といったらオーバーでしょうか。
ゆかりの地ですから、
こういう企画もアリなんです。
味や中身がというより、
袋を見て思いをはせる。
そういうタイプの菓子パンでした。
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右京さんも登場

こちらは今なお続く刑事ドラマ『相棒』とのコラボ作品です。
tenなので、ミッチーが2代目の相棒
で登場していた頃です。
パン自体はヤマザキのロングセラー
「マロン&マロン」の系統を継ぐ
ダブルもので、安定の味でした。
紅茶味だけどコーヒーにも合いそうな
ちょうど良い甘さでした。
しかし、よく考えると
「右京さんは紅茶好き」という設定から
生まれたにしても、ストレートすぎる
商品でした。
『相棒』の食事シーンと言えば、
花の里(当時)のカウンターくらい。
菓子パンを食べる刑事なんて
ドラマには出てきません。
現在の相棒・反町君(本稿執筆当時)
はコーヒー好きだから、もしかしたら
コラボ菓子パンが出るかもしれません。
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令和は大学ブランドの菓子パンが出る時代

最後は、大学をキャラクターと言うのは
やや強引ですが、
珍しいコラボ作品だったのでご紹介。
右上に
「神奈川大学名物 神大ソフトを
イメージしました」とあり、
左下には「神奈川大学との共同開発商品
です」と、
大学とのコラボ商品である旨が
明記されています。
少子化が進み、大学も生き残りをかけた
戦略が問われる時代。
イメージアップを図るのも分かりますが、
昭和生まれの私は
大学とソフトクリームという組み合わせに
頭がついていけず、
令和の時代は大学のプロモーション戦略も
ここまでやるのか?
と、自分の学生時代(平成)を
思い起こしました。
肝心のお味は、ソフトクリーム風
というだけあって、
中のクリームがふんわりと濃いミルク味。
しかし外のメロン生地がやや物足りず、
もう少ししっとりさがあれば
中のクリームが活きたのに…
と感じました。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
さて、次回はどんな傑作・名作を紹介しましょうか。お楽しみに。
<今回登場した菓子パンのメーカー>
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■パン・アーカイブの評価は、購入価格と食後の感想とのバランスで著者自身が勝手に決めたものです。
■ ◎(うまかった!出会いに感謝。見つけたら押さえておきたい) ○(ふつう) 無印(これは微妙だな…)
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