さようなら、ももちゃん。

雑感

4月6日の夜、我が家のおばあさん猫・ももちゃんが亡くなりました。

この数ヵ月ですっかり元気がなくなり、
抱っこすると、背中の肉が減って
骨と皮がはっきり分かる程に痩せていました。

腎臓を患っており、20歳という歳も歳なので、
獣医さんからは、「そろそろお別れの時が近い」
とは言われていました。

急に痙攣を起こして、うめき声をあげながら
手足をバタバタさせることが1日に数回。
かと思えば、コタツの中でじっとしているから
落ち着いているのかな…と思ったら、血を吐いていたことも。

そして3月になると、足どりはよろよろ、目も見えなくなり、
壁にぶつかるようになりました。

そんな状態だったので、家族がそれぞれ「その時」に備えて
自分なりの覚悟を持って見守り、お世話する
という日々が続きました。

そして4月の初め、天気が良かったので
久しぶりにベランダへ出してあげたのが、
私が撮った最後の画像となりました。

ベランダでまどろむ

亡くなった夜は、リビングで妻と娘が話をしているそばで
床に横たわっていました。
今日は静かだねと、娘が顔を覗いてみたら、
息を引き取っていたそうです。

私は仕事帰りに妻からのメールで知りました。
その場にいられなかったことは残念でしたが、
大の仲良しだった妻と娘のそばで旅立てたのだから、
ももちゃんにとっては幸せな最期だったといえるでしょう。

猫の20歳というと人間で言えば100歳にあたるので、
寿命といえばそれまでです。

しかし、二人と一匹で過ごしてきた年月を思うと、
やっぱり存在は小さくはありませんでした。

私は妻と知り合うまでは猫を飼ったことがなかったので、
ももちゃんとの生活は、猫観を更新する出来事の連続でした

おやつにと取っておいたメロンパンを、
袋の上からガブリとやられて歯形がくっきり。
おれのメロンパンが!と激怒したこともありました。

かと思えば、肉球を揉むとうっとりした顔になったり、
寒いとすり寄ってくる所などは
「なかなか可愛いなぁ」と思ったものです。

また、娘にとっては生まれた時からの親友で、
毎日一緒に遊んでいました。私もその様子を撮影したものです。

そして赤ちゃん猫の頃から一緒だった妻に至っては、
私よりも付き合いの長い「家族」だったのですから、
言わずもがなです。

くしくも、この5月は、
生きていれば彼女の21回目のお誕生日を迎えるはずでした。

(=^ェ^=)

「ももちゃん、今まで一緒に暮らしてくれてどうもありがとう。
お父さんは楽しかったよ。
家にいるのが当たり前だったので、もういないんだな…と思うと寂しいけど、向こうで楽しく暮らして下さい。
一月近く経つから、もう慣れたかな?時々はこっちのことも思い出してね」

この絵は、亡くなった直後に娘が描いた「ねこ天使」です。

ねこ天使

さようなら、ももちゃん。

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